小さく大きく暮らす
2015.04 -[住宅棟]
アカ&フラクタルコラボ
夫婦と子供2人の4人が暮らす家。
夫婦は、日常を仕事に子育てに忙しく過ごす。
この家はコミュニケーションの種類に着眼し、空間づくりをはじめた。
会話のキャッチボールや団欒には、きっとそれぞれのシーンやボリューム、内容に種類があるはず。
ある時は家族以外の人も招き入れた団欒もあり、ある時はあえてダイニングテーブルじゃなく着座で食事をすることだってある。
ゆっくり食事もできない時だってある。
そして時には子供を叱ることだって必要だ。
それぞれのコミュニケーションのシーンをひとつの大きな空間につくった。
たくさんのシーンをつくるために大きな器が必要かというと、きっとそんな方程式も無い。
「小さく大きく暮らす」
この家のテーマはそんな意味で矛盾している。